みなさんは「やる気スイッチ」という言葉を聞いたことがありますか?
「やらなくてはいけない事があるのに、モチベーションが上がらない…」
そんな時に、意図的にモチベーションを高めるため「自分で決めた何かしらの動作をきっかけに、やる気を引き出す」ことを、やる気スイッチと呼びます。
例えば、勉強しなくてはいけないのにやる気がでない。
そんな時は、まず偉人の名言を読んでモチベーションを高める。
こうして、やる気を引き出してから作業に取りかかるのは、意識の高い学生やビジネスマンの間で常識となっているようです。
確かに、毎日仕事に行っていると、誰だってやる気のない日くらいはあるでしょう。
そういった時に、自分のやる気スイッチの入れ方を分かっていれば、効率よく働くことができますね。
さて、このやる気スイッチですが、コールセンターで働く上では全く必要ありません。
コールセンターは、正直言ってやる気がなくても働けます。
眠たい時、理由は分からないけどなんだかダルい時…無理にやる気を引き出さなくても働けるのがコールセンターです。
今回は、やる気がなくてもコールセンターで働ける理由をお伝えしようと思います。
お客様の顔が見えないから、顔にしまりが無くてもいい
普通の仕事であれば、いくら仕事がダルくても、それを表情に出すことは許されません。
接客業であればお客様に見られるからもちろんのこと、接客業でなくとも、他の社員の方々に「たるんでいるぞ」と思われるでしょう。
直接注意されることもあります。
しかし、コールセンターでは、お客様の顔が見えません。
そのため、応対中に目が半開きだろうと頬杖をついていても構いません。
"声と態度"にさえ、やる気が感じられればそれで良いのです。
私は、早朝出勤でどうしても眠い時などは、いつも目を瞑ったままお客様の対応をしています。笑
もちろん、声と態度にはダルいという気持ちを出していませんし、案内も的確に行っています。
声と態度さえちゃんとしてれば良いというのは、ダルい日は本当に楽です。
やる気スイッチを否定するわけではありませんが、やる気がない時は「自然にやる気が出るまでそっとしておく」のが私のポリシーです。
なので、昼までしまりのない表情で過ごして、やる気が出始める午後からキビキビと働いています。
足を組んで楽な体制で応対している時もあります。
こうして無理にやる気スイッチを入れなくても問題なく働けるのは、お客様の顔が見えないコールセンターならではの特権と言えます。
社員に注意されることもない
どれだけダラけた見た目をしていても、お客様への案内(声と態度)さえシッカリしていれば、社員から何も文句をつけられないのがコールセンターの良いところです。
コールセンターでは、常にパソコンと向き合って仕事をしているため、社員や他のオペレーターとコミュニケーションを取る必要はありません。
そのため、お客様の対応をしている時以外も、やる気のない自分のままでいられます。
たとえ目を瞑ったまま応対しているのを見られても、声と態度さえきちんとしていて、案内が的確であれば誰も文句は言いません。
足を組んで応対しているのを見られて注意されることもありません。
お客様に気づかれなければ、ブラックコーヒーを飲みながら応対していても、誰も何も言いません。
要は、何度も述べていますが応対さえきちんとできていれば良いのです。
私は、自分より上の立場の人が来た瞬間に、背筋を伸ばさなければいけない職場は大嫌いです。
はっきり言うと「やることさえやっていれば、別に文句はないでしょ?」という人間です。
雇われるってそういうことではないでしょうか?雇用側と労働者側は50:50です。
意味無く「会社の指揮が下がる」なんて理由で、無理にやる気スイッチを押さなければいけない職場で働くのはキツイです。
新人のうちはキビキビ働いた方が良い
とは言っても、やはり新人のうちは、無理にでもやる気スイッチを入れて出勤した方が良いです。
さすがに新人がダラダラとした態度で電話と取っていると、"やる気がない人"というレッテルを貼られる可能性があります。
社員は新人オペレーターをかなり観察しています。
クレームやいたずら電話などで困っていないか、常に心配して様子を見ているのです。
そのため、最初の3ヶ月くらいはキビキビと働いていた方が良いです。
そもそも最初の3ヶ月は、仕事が新鮮に感じますし、まだ緊張しているので、やる気スイッチを入れようと思わなくても勝手に入るでしょう。
3ヶ月も働ければコールセンターの仕事は大体慣れてくるので、後はのんびりゆったりと働きましょう。
そして、徐々に自分なりに肩の力の抜き方がわかってきます。
今回の記事では、コールセンターは無理にやる気を出してまで働かなくても良い職場、ということをお伝えしました。
ただ、仕事である以上は「やるべきこと」はきちんとする必要があります。
あまりにもやる気がなさすぎて、ついついお客様への対応を疎かにしてしまわないよう注意しましょう。