シフト自己申告制コールセンターはこんなに良いのか!?そのメリットと注意点を述べていく

男女 オペレーター

みなさんは「シフト自己申告制」という仕組みをご存知でしょうか。

シフト自己申告制とは、読んで字のごとくシフトを自己で申告する仕組みのことです。

通常、アルバイトにおけるシフト作りは、シフトを管理している店長なり副店長なりが、店側の都合に合わせて各スタッフのシフトを作成します。

もちろん、休日希望やどうしても午前中しか出れない日など、各スタッフから要望があれば考慮してシフトを作成しますが、要望がない日に関しては全て店側の都合に合わせてもらうのが普通ですね。

しかし、シフト自己申告制は、1ヶ月全ての日において「出勤できる日できない日」「働く時間帯」などを自分で決めて申告します。

そのため、「来月の第2週は5連休を入れる」という希望でも容易に通ります。

こうしたシフト自己申告制のアルバイトは、コールセンターに限らず最近では飲食業や工場でも増えてきてますが、実際のところコールセンター以外の職業では、シフト自己申告制を謳っていても希望通りのシフトにならないケースが多々あります。

なぜなら、そもそも従業員の数が少ないので、各々の要望通りにシフトを作成したら店が回らなくなるからです。

また、アルバイトと社員の距離感が近いため、ある程度は店側の都合を考慮したシフト希望を出さなければ気まずい空気が流れるのは必須です。

ところが、コールセンターの場合、シフト自己申告制がほぼ100%機能しています。

そのため、アルバイターにとってコールセンターは、非常に都合の良い職場と言えるのです。

今回の記事では、コールセンターのシフト自己申告制における「確実性」と「注意点」について述べていきます。

これからコールセンターで働く人は、絶対に自己申告制の場所で働くのがおすすめです。

コールセンターにおけるシフト自己申告。その確実性とは

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なぜ、他のアルバイトがシフト自己申告制を謳っているのに、現実は申告通りのシフトにならないのか。

逆に言えば、なぜコールセンターは、ほぼ100%のシフト自己申告制を実現することができるのでしょう。

この理由は、コールセンターにおける以下2つの性質によるところが大きいです。

  • コールセンターは、とにかく所属しているオペレーターの数が多い
  • コールセンター側(社員やシフトを作る人)とアルバイトオペレーターの距離感が近くない

どちらの性質についても、当サイトでは何度か詳しく述べてきていますが、今一度サラッと述べていきます。

コールセンターは、とにかく所属しているオペレーターの数が多いから

まず、コールセンターに所属しているオペレーターは、規模の大きな場所だと150人程度、小さい希望のコールセンターでも50人前後はいます。

コールセンターは、電話さえ繋がれば場所はどこでもいいので、小売店や飲食店のように全国各地にてオフィスを構えているわけではありません。

オペレーターを集められそうな立地(駅近だったり繁華街近く)にあるビルのワンフロアを貸し切って、アルバイトを一点集中させる運営スタイルをとっています。

そのため、一つのセンターに所属するオペレーターの数が必然的に多くなるのです。

オペレーターの数が多いので、各々の申告希望通りのシフトを作成しても、どの時間帯でも人員不足が発生することがありません。

もちろん、万が一(極端な例ですが)、所属するオペレーター全員より「来月は午前中勤務ができない」との申告があれば、希望を通すことはできませんが、こうした極端なケースはまず発生しません。

なぜなら、そういった偏ったシフト申告が発生しないように、面接の時点で勤務可能時間帯・曜日などを細かく聞いて、常にバランスよくオペレーター人数が足りている状態を保てるように採用者を選んでいるからです。

コールセンター側とオペレーターの距離感が近くない

オペレーターの数が多いため、コールセンター側(社員やシフト作成者)とオペレーターの距離が近くないのも理由の一つに挙げられます。

小売店や飲食などであれば、1店舗で働くアルバイトは多くてせいぜい20人前後です。そのため、各アルバイトと社員の距離が近く、場合によってはプライベートでの関係を持っていても珍しくありません。

こうした環境では、社員から「◯日に人が足りないから出てほしいんだよね」と頼まれることが多くなりますし、またアルバイト側も気を使ってあまり好き勝手にシフトの要望を出せないのが現状です。

しかし、コールセンターは、あまりにも所属しているオペレーターの人数が多いため、社員やシフト作成者の名前すら知らないことだって珍しくありません。

シフトを作っているのが誰かも分からないこともあるのです。

社員やシフト作成者などのコールセンター側の人間に気を使わなくて済むので、自分が思った通りのシフトを出しやすいというわけです。

また、オペレーターの人数が多いだけに、コールセンター側も「この日なんかあるの?」と一人一人に聞くことがありません。

気兼ねなく思ったままに希望シフトを申告できます。

どんな風にシフト申告するの?

予定表

コールセンターによってシフトを申告する際のフォームや、月単位なのか2週間単位で申告するのかは異なります。

大抵は、以下のような用紙が配られて、月ごとか2週間ごとに希望シフトを申告するコールセンターが多いです。

シフト自己申告用紙

勤務可否を◯×で記載して、勤務可能日の希望勤務時間帯を書き込むというシンプルな用紙です。

ただ、シフト自己申告制には、いくつかの注意点があるので、以下も読み進んで頂ければと思います。

シフト自己申告制の注意点。自由だけど勝手なことは出来ない

女性アナウンサー

ただ、いくらシフト自己申告制のコールセンターと言えど、極端なシフト申告や面接時の可能勤務と明らかに異なるシフト申告はできません。

また、どうしてもオペレーターの数が足りない日は出勤依頼をされることも稀にあるので覚えておきましょう。

極端なシフト申告はNG

例えば、「来月は2日間しか出勤しないで、他の日は全部休日」といった極端なシフト申告は断られる可能性があります。

では、何連休までなら認められるのかというと、ハッキリと決まっているわけではありませんが、少なくとも社会保険に加入しているフルタイムのアルバイトであれば、社会保険加入条件を満たす勤務日数・時間を出勤するのは必須です。

パート・アルバイトの社会保険加入条件

ただ、それでも毎月1回は5〜6連休を取ることくらいは可能です。

実際、私は大の旅行好きでしたので、毎月どこかに5連休を入れていました。

"極端なシフト"と言うのが、どこからどこまでが許容範囲になるのかは、センターの雰囲気や方針にもよるので、社会通念上に照らして判断するとしか言えない部分もあります。

「常識の範囲内で、しかし他の仕事よりはかなりの融通が効く」くらいに認識しておくと良いでしょう。

面接時に言った勤務可能日・時間帯と明らかに異なるシフト申告はNG

例えば、面接時に可能勤務日・時間帯を「月〜金の9:00〜18:00」と申告しておいて、実際のシフト申告が「土日のみの15:00〜24:00」という場合も断れます。

コールセンター側は、あなたが毎週必ずでなくとも、基本的には月〜金の9:00〜18:00に出勤してくれることを条件に雇っているのですから、面接時の申告と異なれば当然了承はしてくれません。

ただ、必ず月〜金の09:00〜18:00を一度も休むことなく出勤しろというわけではありません。

時には、火曜日を休みにすることは可能ですし、私のようにある週だけ5連休を入れることも可能です。

このあたりも上記同様に、常識の範囲内で極端なシフト申告でなければ、概ね了承は得られると考えて良いです。

先述したように、コールセンターは所属しているオペレーターの人数が多いので、仮にあなたが5連休を入れたとしても、その穴を他のオペレーターで埋めるのは容易です。なので、さほど心配しなくても大丈夫です。

どうしてもオペレーターの人数が足りない時は出勤依頼される時もある

たまたま退職者が多く発生してしまった時期などは、一時的に人手不足になる時もあります。

こうした時は、普通のアルバイト同様、どうしても出勤してほしいと依頼されることはあります。

もちろん、外せない用事があれば断ることは可能です。特に用事がなければ出勤してあげても良いでしょう。

一度シフトが決まったら基本的に修正はできない

1ヶ月ごとにシフト申告を行うコールセンターであれば、月途中に来月シフトの申請を出して、月終わり頃に申請したシフトが完成します。

一度シフトが決まったら、休日の日を変更することは基本的にできないので要注意です。

もし、休日を変更したい場合は、代わりに出勤してくれるオペレーターを自分で探さなければいけません。この辺りは他業種のアルバイトと一緒です。

なので、予定は早めに決めておくか、何かあるかもしれない日は念のため休日にしておくと良いでしょう。

逆に、休日にしている日を出勤日にしたい場合は、大抵は歓迎されます。

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魔女

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