ネット上で探すことができる仕事情報や経験談というのは限られてしまうため、実際に入ってみないと、その仕事の"本当のところ"は中々わかりません。
そのため、これからコールセンターで働こう・あるいは働きたいと思っている方々の中には「コールセンターのことを、何も分からないけど大丈夫なのだろうか(働けるのだろうか)」と懸念を抱いている方も少なくないでしょう。
その気持ち、よく分かります。ただ、心配はいりません。
私自身、初めてコールセンターに入った時は、当然ですが何もわかりませんでしたし、タイピングすらあまりできませんでした。
誰でも最初は初心者です。あまり身構えすぎるとかえって緊張しすぎるので、リラックスしてのぞんでほしいと思います。
ただ、そうは言っても新しく始める仕事に対する不安は中々消えないもの。
また、コールセンターのように「離職率が高い」と言われる職業であれば尚更でしょう。
そこで今回の記事では、これからコールセンターで働きたい・働くことに興味がある方に向けて、初めてコールセンターで働く上で意識しておきたい4つの重要なポイントを紹介させて頂きます。
恐らく多くの方がコールセンターに対して抱いている懸念には「難しい」「ストレス」といったネガティブなキーワードが関わっていると思います。
これから紹介する4つのポイントを意識しておけば、こうしたネガティブな先入観を持たず、フラットな気持ちで仕事にのぞめるでしょう。
覚えようとしない
まず、このサイトでは何度か申し上げているのですが、コールセンターは決して覚えることが多い仕事ではありません。
とは言っても、基本的なパソコン操作や言葉遣いについては、確かに覚える必要があります。
ただ、コールセンターでは必ず研修を設けるので、研修中に何度もこうした基礎的な部分は繰り返し行います。
そのため、基礎部分については、体と口が勝手に覚えると思って頂いて大丈夫です。
それよりも重要なことは、基礎以外の部分。つまり、お客様の入電への対応方法や、商品知識などについてです。
大抵のコールセンターは、膨大な幅の問い合わせに対応しているため、業務中に必要とする知識もそれに伴って膨大なものになります。
しかし、こうした知識を覚えようとしないで下さい。
コールセンターの仕事を3ヶ月4ヶ月続けていれば、パソコン操作や言葉遣い同様に、知識も勝手に身につきます。
しかし、新人の頃は覚えようと思っても覚えられる量ではないので、最初から覚えることは諦めて大丈夫です。
覚えるのではなく"引き出せる"ようにしておく
どのようなコールセンターにも、必ずマニュアル(台本とも呼ばれる)が存在します。
コールセンター業務における必要な知識は、全てこのマニュアルに記載されています。
コールセンターの仕事を「難しい」「覚えることが多い」と言っている方々は、大抵このマニュアルの内容を覚えようとしています。
重要なのは、必要な時に必要なマニュアルのページをすぐに開けるよう、付箋などを貼ってわかりやすくしておくことです。
これだけで、どのような入電内容であっても、大抵は即座に対応できるようになります。
ただ、研修中は、どうしてもこのマニュアルに書かれてある内容を「こんなの簡単じゃん。すぐに覚えられる」と勘違いしがちです。
それもそのはずで、マニュアルに書かれてある一つ一つの内容はさほど難しくありませんし、単純なものばかりです。
しかし、先述したようにその量は膨大です。研修中は次から次に内容が進んでいくので、一週間前に教わったことは簡単に忘れてしまします。
そのため、付箋などを貼ってすぐに開けるようにさえしておけば、まずは「仕事を覚えられない…どうしよう…」と不安を感じることはなくなります。
あとは、実践で対応回数を重ねるにつれて、自然にマニュアルの内容を覚えます。
すぐ謝らない
コールセンターで働く人の中で、ストレスを溜め込みやすい人の特徴が「すぐ謝る」ことです。
例えば、お客様から以下のような電話があった場合。
お客様「1週間前にそちらで購入した商品が壊れたんだけど!!(怒り口調)」
少し待ってください。よくよく考えて欲しいのですが、お客様は「壊れた」と言っているだけで、それ以外の事は何も言っていません。
もしかしたら、お客様の取り扱い方が原因で壊れてしまったのかもしれないですし、そもそも本当に壊れたのではなくて、ただの電池切れなどの勘違いかもしれません。
お客様の口調が怒り口調だと、ついついこちらに非があると勘違いして「申し訳ございません」を口にしてしまうオペレーターがいます。
しかし、こちら側の不備の有無がはっきりするまでは、謝る必要はありません。
中には、お客様の取り扱い方が原因で壊れてしまったのに、こちらがすぐに「申し訳ございません」を口にするものだから、「どーしてくれるのよ!!」と責任をなすりつけようとするお客様も確かにいます。
「申し訳ございません」を言うのは、"本当に"謝罪の意を示す時だけです。
あまり「申し訳ございません」を連発しすぎると、本当に謝罪しなければいけない時に「申し訳ございませんしか言えないの?」と言われてしまうかもしれません。
また、あなた自身も謝ってばかりだと精神的ストレスを抱えてしまうでしょう。
このように、まずは症状を伺い、その上で対応方法を明確に表示しておけば、お客様は安心して冷静になって話をしてくれます。
こうした対処方法についても、上で述べたようにマニュアルに記載されているので、実際に上例のような電話が入ってきた時に、さっとマニュアルページを開けるよう付箋を貼っておくと良いです。
定時になったらさっさと帰る
あらゆる仕事に言えることですが、定時になっても周りの人が帰らないからと言って無駄に会社に残る人がいます。
しかし、こうした無駄な残業がいかに自分にとってストレスとなるのかは周知の事実でしょう。
コールセンターの嬉しい点は、常時働いているオペレーターの数が多いので(大きなセンターだと100人以上)、定時になった瞬間に帰っても目立つことがありません。
そのため、隣の席の人や、知っているオペレーターがまだ電話を取っていても、あなたはさっさと帰りましょう。
パソコン画面上にあるタイムカードを押すだけで、退勤処理できます。
周りの様子を見て無駄に残業したとして、運悪く長時間対応になるようなクレームを引いてしまったら、1時間2時間残業する羽目になるかもしれません。
触らぬ神に祟りなしです。定時になったらさっさと帰る。できるだけ余計なストレスを溜めないことを意識しておきましょう。
もちろん、残業代を稼ぎたい方は別です。残業希望は絶対に歓迎されるので、少しでも稼ぎたいのであれば、どしどし残業しましょう。
コールセンター求人探しにはキュレーションサイトを利用する
コールセンターは、数あるアルバイトの中でも特に求人が多い仕事です。
そのため、「時給」「通勤手段」「勤務時間帯」「雇用形態」などから、最も自分の理想とする条件に合うコールセンター求人を探すには、複数の求人サイトを見比べるのが当たり前になっています。
なぜなら、求人サイトによって掲載されている求人情報が異なるからです。
ただ、複数の求人サイトを見比べるのは、かなり骨が折れる作業です。
そのため大抵の場合、1つか2つの求人サイトを見て、なんとなく「良いかな?」と思った条件の求人に応募しがちです。
しかし、求人が多いだけに、探せばもっともっと良い条件の求人が見つかるのがコールセンターです。
後々になって、今働いている職場よりも、もっと時給が高くて条件の良い仕事を見つけてしまうと、働く意欲を削がれてしまいます。
そこで、入社後に「失敗した」と思わないためにも、複数の求人サイトに掲載されている求人を一括で検索・表示できる求人キュレーションサイトを利用することを強くおすすめします。
アルバイトEXは、「an」や「マイナビバイト」「ジョブセンス」といった、大手求人サイトに掲載されている求人情報を、まとめて一括で検索・表示できる求人サイトです。
アルバイトEXで検索表示した求人は、そのまま詳細を見たり、キープ・応募がアルバイトEX内で可能となっています。
そのため、複数の求人サイトを行ったり来たりして求人を吟味するわずらわしさがありません。
これからコールセンター求人を探す方は、是非利用してみることをおすすめします。
アルバイトEXの詳細や、コールセンターに絞って求人を探す方法については、以下の記事に詳細を記載しているので、是非参考にして頂ければと思います。
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インターネットが普及した現在、求人を探す媒体と言えば、フリーペーパーに代わりインターネットの求人サイトが台頭してきたと言えるでしょう。 インターネットなら、気になった求人があればブックマークなどして保 ...
また、アルバイトEXから応募した求人への採用が決まると、最大で3万円(時期によっては5万円や11万円のキャンペーンも行っている)の祝い金がもらえるので、他の求人から応募するよりメリットが大きいと言えます。
何もわからなくても心配はいらない
いかがでしたか。
コールセンターという仕事は、極端な良い噂・悪い噂ばかりが流れて来るので、これから仕事を始めようと思っている人が心配になるのは仕方ありません。
しかし、何も分からなくても、今回紹介した4つのポイントさえ意識しておけば、不安・不満を抱えることなく仕事できるのがコールセンターです。
上述した4つのポイントは、いずれもコールセンターで仕事するにおいて「難しさ」「ストレス」「不満」を感じさせないためのポイントです。
そのため、これらのポイントをおさえておけば、多くの方々が抱いている懸念は解消されるでしょう。
あなたにとって、少しでも良い職場が見つかれば幸いです。