30代や40代に差し掛かっても、探せばいくらでもアルバイトは見つかります。
確かに年齢を重ねるごとに、極端に求人は減ります。
中には面接すらしてくれない会社もあります。
しかしそれでも、日本で食扶持をつなげない状況になることはありません。
ただ、そうは言っても中年に差し掛かると、アルバイトを探す上でいくつかの懸念を抱くことになるかと思います。
例えば
- 年下の上司
- 特別な技術や経験がない
- バイトの同僚とあまり絡みたくない
こうした懸念を抱くのは至極当然のことです。
誰もが上記のような、不安要素がないアルバイトを始めたいと思っています。
実はコールセンターには、上記のような懸念要素がありません。
そのため中年層フリーターにとって、居心地のよい職場であることをご存知でしょうか。
今回の記事では、なぜコールセンターが中年の男性フリーターにおすすめであるのかを述べていきたいと思います。
部下・上司の概念が薄い
コールセンターでは、各役職同士での接点が殆どないため、部下・上司の概念が他の職場に比べて薄いです。
チームリーダーやSVといった、一般オペレーターの上司にあたる存在の方々と連携を取る時と言えば、クレーム対応時や専門的な問い合わせ内容の入電時のみです。
そのため、仕事中にチームリーダーやSVからアレコレ指示されることはありません。
チームリーダーやSVが年下であろうと、関わる機会が少ないため、プライドに触ることがないわけです。
-
コールセンター内の人間関係には"他人に合わせなくて良い”気軽さがある
コールセンターは、現場で働いている人同士で連携をとって作業することが少ないです。 そのため、毎日見かけるけど話したことがないという人もたくさんいます。また、各オペレーターで休憩に入るタイミングは異なる ...
また、関わる機会があったとしても、所謂ガテン系の職場のように、品のない言葉使いや人を見下すような話方をする人はいません。
コールセンターという仕事柄でしょうか、職場には草食系で真面目な人が多いです。
1対1で教わらない
アルバイトとして入社すると、最初にオペレーターとしてのイロハを覚えるための研修が開始されます。
研修を行う講師は、あなたより年下かもしれません。
ですが、ここでも心配は無用です。
なぜなら、研修は1対1ではなく、講師1人対研修生複数名で行われるからです。
また、研修生には同じく中年の方が多々います。
そのため、自分が中年でアルバイトをしていることに劣等感を持つことはありません。
-
コールセンターの研修でやること。その内容と流れを全て解説
コールセンターでは、オペレーターとして働き始める前に、必ず研修とOJT(実践トレーニング)を経て、お客様からの電話を受電するようになります。 研修とOJTは、コールセンター業務に関わる基礎知識を学習し ...
コールセンターの8割は未経験者
コールセンターで働くにおいて、特別な資格や技術は必要ありません。
基本的なパソコン操作ができれば誰でも働けます。
だからこそコールセンターには中年の方が多いのです。
また、コールセンター側も、若者より社会経験がある中年に期待しているのが本音です。
中年は社会経験があるから重宝されやすい
普通のアルバイトであれば、できるだけ若い人を雇う傾向にあります。
しかしコールセンターは、極論を言えば「きちんとした言葉遣いで話せる人であれば、誰でも構いません」
お客様から顔が見えないからです。
清潔だけどきちんと話せない人より、不潔でもきちんと話せる人をのぞみます。
少し変な例えになってしまいましたが、こうしたコールセンター独特の事情により、社会経験のない若者よりも、落ち着いた中年層が活躍しやすい職場なのです。
バイト同僚と絡む必要がない。黙々と作業に没頭できる
コールセンターは、各オペレーター1人につき一台のパソコンと電話機があり、デスクに座って黙々と電話を取る仕事です。
あまり他のオペレーターと話す機会がありません。
基本的にお客様とだけ話します。
職場の雰囲気や仕事内容は、大きく異なります。
ただ、工場のラインバイトなどと、基本的には同じです。
自分の電話機に入る問い合わせ入電に、黙々と対応していくとイメージするとわかりやすいでしょう。
そのため、バイト同僚と無駄に絡まなくて済みます。
また、各オペレーターの休憩時間はバラバラです。
加えて、座るデスクの場所は毎日変更されます。
こうした理由により、職場の雰囲気に馴染む努力をしなくて済むのです。
それなりに給料が良い
どれだけ仕事場の環境が良くても、給料が良くなければ話になりません。
安心して下さい。コールセンターの給料は、ご存知の方も多いと思いますが、他のアルバイトより比較的高時給です。
首都圏であれば1,200〜1,500円の求人すら簡単に見つけられます。
ただし、求人サイトによってコールセンター求人掲載数はまちまちなので、アルバイトEXのように取り分けてコールセンター求人の掲載数が多い、大手サイトを使って求人を探すのがおすすめです。
理想の条件に合う求人を見つけられる確率が上がります。
高時給の割に肉体的負担が無い
更に中年層にとって嬉しいのが、コールセンター業務は肉体的疲労が皆無という点。
当然の話ですが、座りっぱなしの仕事なので足腰が疲れることはありません。
肉体的衰えを感じ始める40代の人でも長くコールセンターを続けられる理由は、仕事において肉体的疲労が無いからなのです。
-
コールセンターの仕事が楽すぎる3つの理由。もうコールセンター以外考えられない!?
コールセンターでの仕事における「大変なこと」は、探さずとも様々な場所で見たり聞いたりできます。 当サイトでも以前、「コールセンターの仕事で大変だと思うこと」という記事を投稿しました。 コールセンター業 ...
正社員への道も開ける
コールセンターは年齢やキャリアに関係なく、アルバイトからスタートとした人でも、実績を評価してくれる職場です。
実際、私自身もアルバイトから始めて3年弱で正社員になれました。
同様に中年層でアルバイトから始めて正社員になる人は数多く存在します。
コールセンターは、仕事の成果を高めるための工夫、思考を実現しやすい環境です。
応対時間の短縮、効率の良い案内方法、クレーム処理など、アルバイトや契約社員でも、日々の業務の中で自然と工夫をこなせる方法を見つけられます。
もし、将来のことを見据えて正社員への道も目指すのであれば、コールセンターはチャンスを掴みやすい職場です。