仕事場で話したくない人にとってコールセンターが気楽な理由

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職場で同僚と話したくないと思っている人は多いでしょう。

そもそもコミュニケーションを取るのが苦手な人もいれば、笑いのツボが合わないと思っている人、我慢して人に合わせるのが嫌な人…

理由は様々ですが、表に出していないだけで、こうした考えを持っている人は数多く存在します。

しかし、どのような職場にも社内での人間関係は存在します。そのため、どこかで自分の気持ちに折り合いをつけるか、我慢して過ごすしか方法はないと思っている方は多いでしょう。

私も、職場の人とは極力話したくないタイプの人間です。

仕事において必要なことは話せますが、日常会話を広げるのは大の苦手です。

そのため、これまで様々な職場で、「あいつは職場の人間を嫌っている」「暗い奴」というレッテルを貼られ、気まずい日々を過ごしてきました。

何度もコミュニケーション能力を身につけようと挑戦はしてきましたが、「身につけなければ」と思えば思うほど、結局は無理で徐々に辛くなりました。

その結果、仕事がない土日も会社での人間関係のことを考えるようになり、常に悩むようになる始末。

しかし、そんな私でも何となく始めたコールセンターの仕事が、今では5年以上続いて社員にまでなりました。

 

私がコールセンターの仕事を長く続けられている理由には、一つはコールセンターの仕事が私に合っていて、凄く楽という点が挙げられます。

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もう一つの理由には、コールセンターが職場の人間と話さなくて良い環境であることが挙げられます。

これは「コールセンター内の人間関係には"他人に合わせなくて良い”気軽さがある」の記事にも記載した通りですが、コールセンターという職場は他人に干渉されないため、一匹狼でも過ごしやすいです。

 

今回の記事では、コールセンターが「職場の人間と話したくない人にとって、どう気楽なのか」を改めて紹介してみようと思います。

仕事中も休憩中も誰とも話さなくて良い環境

パソコンを見ている女性

コールセンターは、他のオペレーターとコミュニケーションを取らなくて良い仕事です。

その理由は3つあります。

一つ目は「仕事において、他のオペレーターと連携を取る必要がない」、もう一つは「オペレーターが座る席(デスク)は毎日変わる」、そして3つ目が「休憩時間が毎日バラバラ」であるためです。

以下で詳しく解説していきたいと思います。

他のオペレーターと連携を取る必要がない

コールセンターは、みなさんのご想像通り、オペレーターが各デスクに座って、お客様からの問い合わせ入電に対応する仕事です。

コールセンターの大きな特徴の一つとして、オペレーターはお客様に、常に1:1で対応をします。

そのため、他のオペレーターと連携を取って、複数人で一人のお客様を対応することがありません。

もちろん、クレームなどのイレギュラー入電があった場合は、上司にパスすることもありますが、基本は1:1です。

お客様の担当は自分一人であるわけですから、他のオペレーターと会議をしたり、お客様について話し合う必要がありません。

コールセンターは基本的に個人プレーです。

オペレーターが座る席(デスク)は毎日変わる

次に、一般的なオフィス業務と違い、自分が座る席は毎日変わります。

そのため、特定の同じ人物と毎日顔を合わせることがありません。

また、特定の人と毎日一緒にならないので、一般的な職場で見られるグループや派閥ができにくいのも特徴です。

もし、気の合いそうな人が隣になったら、話しかけてみるのもアリです。その上で、「やっぱりこの人とは気が合わない」と感じたら、別に話さなければ良いだけです。

 

コールセンターでは「話さなければいけない状況」になりにくいです。

全オペレーターがパソコンに向き合っていますし、各オペレーターの電話機には異なるタイミングでお客様から入電があります。

なので、職場の同僚と話したく人にとっては、とても気が楽です。

裏を返せば、コミュニケーションを取ろうと思っても取れないとも言えますが。

休憩時間が毎日バラバラ

また、一般のオフィス仕事と違い、「お昼の12時に一斉に休憩に入る」ということがありません。

お客様からは時間帯に関係なく常に電話が入るからです。

各オペレーターの休憩時間は、シフトによって異なります。今日は13時からで明日は14時からという様に毎日バラバラなのです。

これはとても気が楽です。

一般的なオフィスであれば、嫌でも昼休憩になると同僚と話をしないといけない状況になりますし、休憩室にみんなが集まるので、自分のポジションを確保しなければいけません。

気疲ればかりで全くの休憩にならないでしょう。

しかし、コールセンターでは、各々が異なるタイミングで休憩に入ります。

また、休憩室は「コールセンターの休憩時間システムは独特。休憩室は豪華」にも記載したように、広々しています。

コールセンターの休憩室

加えて休憩室には知らない人も多くいるので、知っている人を見かけたとしても気を使う必要がありませんし、誰かと無理に話をする必要がありません。

大規模な社員食堂のような雰囲気です。

寝たかったら寝れますし、スマホに没頭したければスマホに没頭できます。

まさに休憩時間のあるべき姿ではないでしょうか。

所属しているオペレーターの人数が多いので、何事にも干渉されない

軍隊のパレード

極力、職場の同僚達と話したくない人にとってコールセンターの居心地が良い理由として、「オペレーターの数が多いため、何事にも干渉されない」ことも挙げられます。

コールセンターは中規模くらいの場所でも、常時働いているオペレーターが50人前後、大規模のコールセンターになると100人は常に働いていて、所属しているオペレーターは150人を超えます。

そのため、例えば休日希望の理由や、忘年会などの会社イベントの出欠可否の理由を聞かれることはありません。

当然と言えば当然ですが、わざわざ一人一人に理由なんて聞いていたら大変だからです。

 

普通の仕事場であれば、休日や有給消化の予定を聞かれたり、また自分がいない所で色々と噂を立てられているのでは?と気にすることもあります。

考え出したらキリがないので、気にしないことが一番と言われればそれまでですが、やはり気になる人は気になりすよね。

しかし、コールセンターではこうした心配は全くありません。

各々の行動の理由を干渉されないので、休日希望の理由に嘘をつく必要も、そもそも理由を考える必要すらありません。

当日欠勤や遅刻をしても、同僚にバレないくらいです。

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これまで、幾度となく職場で「何かしらを話さなければいけない」「干渉される」ことに疲れてきた人にとって、コールセンターは働きやすい職場と言えるでしょう。

あなたを変える必要はない

赤い服を着た女性

世の中では、どうも「コミュニケーションが大事」「職場の人とは仲良くするべき」という風潮があるように思えます。

しかし、人間は一人一人性格が異なります。どうしても仕事場の人と話すのが苦手な人だっているでしょう。

私自身もそうでした。

こうした性格を「自分がいけないんだ」と思いつめて、無理に変えようとしてもかえって逆効果です。

どうしようもないことを無理に治さずに、自分が過ごしやすいと思えるような環境に入り込めば良いだけです。こうした発想の転換は生きていく上で重要です。

 

仕事場の人とコミュニケーションを取るのが嫌な人・苦手な人は世の中にごまんと存在します。

しかし、多くの人が世の中の風潮に押されて、自分を押し殺しているように感じます。

ストレスを抱えて生きても良いことは、あまりないでしょう。

これまで職場の人とのコミュニケーションにストレスを感じてきた人は、もうストレスを感じなくていいコールセンターのような職場で働いてみるのもおすすめです。

余計なストレスを抱えずに毎日を過ごせるでしょう。

-コールセンター