これで決まり!コールセンターが向いている人の4つの特徴

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コールセンターの向き不向きというのは、実際にやってみなければ分からない部分がたくさんあります。

ただ、私がコールセンターで5年以上働き、研修やOJT講師、チームリーダーを経て数々のオペレーターの指導を行ってきた経験上、「コールセンター業務に向いている」と思う人には"ある4つの共通点"があります。

今回の記事では、その4つの共通点を紹介します。

以下で紹介する共通点がないからと言って、必ずしもコールセンターに向いていないというわけではありません。

共通点を持ち合わせていなくても長年コールセンター業務を続けている人もいますし、持ち合わせていてもすぐに辞めてしまう人もいます。

なので絶対的なものではありません。あくまで相対的に見て、向いている人に共通している事ととらえて頂ければと思います。

気持ちの切り替えが早い

笑顔の赤ちゃん

気持ちの切り替えが早いのは、あらゆる仕事においてプラスに働く場面が多いです。

特にコールセンターのように、クレーム入電を引いてしまう仕事、「自分が悪いわけでなくても怒られる可能性がある仕事」においては、気持ちの切り替えの早さは重要です。

もし、自分のミスで怒られたのであれば、気持ちの切り替えは確かに必要ですが、むしろ"早すぎない"方が良いですよね。

時には、じっくりと反省や改善方法を考えることも必要でしょう。

しかし、コールセンターで働く私たちオペレーターは、実店舗のミスや契約システムの複雑さなどに腹を立てたお客様からのクレームを受電する可能性があります。

こうしたクレームは、はっきり言って「なんで私が謝らなくちゃいけないわけ!?」と思ってしまいます。

クレームについては、クレーム入電が多いコールセンターで働くことを避けたり、しかるべき対処方法を知っておけばそこまで身構える必要はありません。

しかし、どのようなコールセンターで働くにしろ、1回くらいはクレームを受ける機会が絶対にあります。

クレーム入電が少ないコールセンターの種類や、クレームの対処方法は以下の記事を参考にどうぞ。

心配している女性
クレームや苦情の入電が多いコールセンターと少ないコールセンター

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クレームの電話を入れている女性
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クレームを受けた以上、サクサクと気持ちを切り替えるべきです。特にコールセンターのクレーム内容の多くは、上でも述べたように自分が悪いわけではないケースが殆どです。

クレームはインターネットの誹謗中傷みたいなものと思えば良い

インターネットの誹謗中傷と同列に並べてしまってはいけないという声もあがりそうですが(なぜなら私たちオペレーターが悪いわけでなくても、お客様は当社のサービスに何かしらの不満を持っているわけですから)、クレームを受ける私たちオペレーターが早く気持ちを切り替えるには、クレームなんてネット上の誹謗中傷くらいに思って"流して"しまった方が健全です。

それに、クレームを入電するお客様の顔なんて見えないわけですし、二度と話す機会もありません。

 

クレームを入れるお客様の中には、はっきり言って腹が立つような言い方をする人もいます。

ただ、ネット上でも腹が立つような書き込みを見ることはありますが、そんなものすぐに忘れますよね。

クレームを受けた時も、平謝りと言っては語弊がありますが、とりあえず謝って納得してもらって、心の中で「早く終わらないかなー」「めんどくさっ」くらいに思いながら対応して(もちろんこうした感情を声に出してはいけません)、終わったら「やっと面倒なのが終わったわ」くらいに考えておくのが良いです。

職場の人間関係構築に積極的ではない人

愛

コールセンターという職場は「コールセンターにおける人間関係」の記事でも述べたように、人間関係を構築したいのであれば、積極的に行動しなければ"ぼっち"のままです。

社交的な人は、隣に座った人と仲良くなって、休憩室で一緒になったり通路やロッカーですれ違った時に、更に親交を深めています。

非社交的な人は、無理して人間関係を構築していません。

人間関係を広めたかったら広められますし、社内の人間に興味がなかったら一匹狼でいられます。

また、コールセンターは、現場で働いている人数が多いので(小規模なコールセンターでも30人程度。大きいコールセンターは50人以上)、他人の人間関係を把握することができません。なので、誰と仲良くしているかを干渉してくる人はいません。

そのため、社交的であっても非社交的であっても、コールセンター内の人間関係は非常に楽です。

コールセンター以外の職場であれば、仕事において連携をとることがあるので、意識していなくとも自然に人間関係が構築されます。

しかし、コールセンターでは他のオペレーターと連携をとることが少ないことに加え、特定の人と毎日話す機会があるわけでもありません。

今日席が隣になって仲良くなったと思った人とも、以後しばらくの間話す機会がなかったりします。

同じ職場で働いているのにコミュニケーションが刹那的だったりすることもあるのです。

なので、積極的に人間関係を構築していきたいと思っている人には、少し寂しいと思えるかもしれません。

しかし、私のようにそもそも職場での人間関係構築にあまり関心がない人間にとっては、非常に気楽です。

自分から首を突っ込まない限り、人間関係に悩むことが全くありません。

職場での人間関係にあまり興味がない人は、コールセンターに向いていますよ。

肉体的疲労が絶対に嫌な人

ベッドで寝ている女性

コールセンターは、極端に言うと1日中机に座って電話を取るだけの仕事です。

休憩時間以外で席を立つことが殆どありません。そのため、肉体的疲労は皆無です。

一見、肉体的疲労がなさそうなコンビニのバイトやホテルの受付業務ですら、時には立ちっぱなしで足が疲れたり、暇な時間は清掃の手伝いなどをして多少なりとも疲れることがあります。

しかし、コールセンターでは全くそんなことがありません(ただ、人によっては座り疲れすることもあります。コールセンター業務で大変だと思うことの記事を参考に)

そのため、とにかく肉体的疲労を嫌う人はコールセンターの仕事にハマるでしょう。

私自身、コールセンターを始めた当初、毎日ジムに通っていたのもあり「仕事後のジム通いに支障が出ないよう肉体的に疲れない職場が良い」と思ってコールセンター職についたという理由もあります。

家に帰った後も時間を有効に使えるので、ありがたい限りです。

正確に一つ一つのことを片付けるのが好きな人

パズル

コールセンターの仕事は、どうしても「言った言わない」が発生しやすいので、オペレーターは応対した内容をパソコンへ一つ一つ正確に入力していく必要があります。

証拠残しみたいなものですね。

この入力をいい加減にしてしまうと、後々大問題になることがあります。また、お客様との音声は全て録音されているので、応対中に嘘をついたりいい加減な対応はできません。

そのため「確実に、正確に一つ一つの案内と入力を行える」人はコールセンター業務に向いています。

省略して伝えるより「まわりくどい表現になっても正確に伝えられる人」の方が良いです。

まとめ

いかかでしたか。

意外と当てはまる人は多かったのではないでしょうか。上記4点が当てはまるからと言って、コールセンター業務が楽しいと感じるかと言われると、また話は別になりますが、少なくとも当てはまらない人よりかは心理的に楽に仕事をこなせるでしょう。

たとえアルバイトやパートであっても、仕事との相性の良さは重要です。

今回述べた4つの共通点は、これからコールセンターで働こうと思っている人が、コールセンター業との相性を計るための指針になるのは間違いありません。是非、参考にして頂ければと思います。

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