忙しいコールセンターと忙しくないコールセンター

忙しい女性

世の中に存在する全ての仕事は、業種によって忙しい時間帯やシーズンが異なります。

これは、コールセンターも同様です。一言にコールセンターと言っても、業種によって忙しさの質は全く異なるのです。

 

たとえ忙しくても、給料が高ければ満足できますが、忙しい = 給料が高いの方程式は、必ずしも当てはまるわけではありません。

給料の高さは、地域や勤務する時間帯によって異なるものなので、忙しくても給料が安いコールセンターだって存在します。

 

誰もが「できるだけ忙しくない(楽な)職場で働きたい」と思って仕事を探しているでしょう。

そこで今回の記事では、これからコールセンターでの仕事を検討している方に向けて、「忙しいコールセンター」「忙しくないコールセンター」の種類を紹介していきます。

コールセンターは、そもそも他の仕事に比べて時給が高いので、忙しくないコールセンターに入ることができれば、充実した仕事生活を送れるでしょう。

コールセンターにおける"忙しい"とは

頭を抱える男性

そもそも忙しいコールセンターとは、どのようなセンターのことを指すのでしょう。

「覚えることが多い」

「業務内容が複雑」

「残業が多い」…

こうした要素も確かに"忙しい"に繋がりますが、本当に嫌になるほど忙しいコールセンターの特徴は以下の2点です。

  • 入電数が多い
  • 電話1本の対話時間が短い

「覚えることの多さ」や「内容の複雑さ」、また「残業有無」については、以下の記事にも記載しているように、特に懸念を抱く必要はありません。

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ただし、「入電数の多さ」と「電話1本の対話時間の長さ」は、各コールセンターによって大きく異なります。

そして、入電数が多くて電話1本の対話時間が短いコールセンターは、この上なく忙しいと感じます。

入電数が多い

通常、コールセンターでは、お客様との電話が終わった後に、「後処理時間」と呼ばれる「お客様と話した内容をパソコンに打ち込む時間」が設けられます。

後処理が終わって「受電可」というボタンを押すと、自身の電話機に電話が入るというシステムです。

 

忙しいコールセンターでは、この「受電可」のボタンを押した瞬間に電話が入ります。

それも1日中です。

そのため、勤務中は常にお客様の応対をしているか後処理をしているかのどちらかです。

どのような接客業であれ、1日の中に必ず一息つける暇な時間帯も存在するでしょう。

しかし、入電数の多いコールセンターで、一息つける時間帯は存在しません。

これは本当に疲れます。

 

忙しくないコールセンターであれば、受電可を押して3分後4分後に電話が1本入るくらいのペースです。

なので、電話が終わるごとに一息つけます。

電話1本の対話時間が短い

入電数が多くても、電話1本の対話時間が長いコールセンターであれば、そこまで疲れることはありません。

例えば、ロードサービスのコールセンターは、積雪の時期になると「回線がパンクするのでは?」というくらい電話が入ります。

ただ、ロードサービスのコールセンターは、電話1本の対応が必然的に長くなります。

1本の電話に対しての確認事項が多いからです。

1本の電話で、最低15分ほどの応対時間を要します。

 

これが、簡単な問い合わせ内容ばかりのコールセンターだと、1本の電話が5分足らずで終わります。

そのため、時間が経つのを遅く感じてしまいます。

また、簡単な内容ばかりなので、仕事が単純で退屈に感じてしまいやすく、すぐに飽きてしまいます。

その結果、「こんなに電話を取ったのに、まだ1時間しか経ってない…」という考えを常に抱きながら過ごすことになります。

忙しいコールセンター・忙しくないコールセンター

考える人

以下では、私がこれまでに経験してきたコールセンターの中で、求人案件に多く掲載されている業種に焦点を当て、「1時間の平均入電数」「1本の平均応対時間」「クレームの多さ」をもとに忙しさを判断しています。

できるだけ忙しくないコールセンターで働きたい方は、是非参考にして頂ければと思います。

ワートス1位 携帯電話会社のコールセンター

  • 1時間の平均入電数…10本前後
  • 電話1本の平均対応時間…5分前後
  • クレームの多さ…1日に1回前後

携帯電話会社のコールセンターは、私が経験してきた中で一番忙しい仕事でした。

シーズンや曜日、時間帯に関わらず、ひっきりなしに電話が入ります。

携帯電話会社は、大きなセンターだと常時100人近くのオペレーターがいるのに、それでも電話が鳴り続けるのです。

携帯電話(スマートフォン)は、老若男女関わらず日本人にとって最も身近なサービスだからです。

そのため、全国からあるゆる人の電話が入ります。

 

その上、携帯電話会社コールセンターの問い合わせは非常に単純です。

「契約内容の変更」「料金プランの診断」など、5分前後で終わるような内容が殆ど。

稀に「端末の紛失」の入電もありますが、これも長くてせいぜい10分で終わります。

また、恐ろしいのがクレームの多さです。

携帯電話は複雑な契約設計を持っているので、契約内容がよく理解できていない人からの入電も多いです。

そのため、お客様の勘違いでクレームに発展するケースも多々あります。

私がこれまで経験したコールセンターの中では、クレーム入電数の多さも最多と言えます(平均して1日に1本)。

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メリットは「出会い」

しかし、若い男女が最も集まりやすいのが携帯電話会社コールセンターです。

そのため、出会いを求めている人にとっては、実は最適な職場環境と言えます。

実際、携帯電話会社コールセンターで社内恋愛に発展するケースは非常に多いです。

確かに仕事は忙しいですが、人間関係の楽しさ(特に恋愛において)を重視するのであれば、実は楽しい職場なのです。

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1時間に取る電話の本数が最も少ない ロードサービスのコールセンター

  • 1時間の平均入電数…3〜4本
  • 電話1本の平均対応時間…15〜20分
  • クレームの多さ…3〜4日に1回

ロードサービスのコールセンターは上でも述べたように、電話1本の対応が長くなりがちです。

1本の応対に15分〜20分程度の時間を要します。

そのため、必然的に1時間の平均入電数が少なくなります。

 

事故を起こして軽いパニックを起こしている人からの入電もあるので、多少気疲れしますが、時間が経つのはあっという間です。

また、クレームは殆どありません。

クレームが起こる原因と言えば、自分自身がミスをしてしまった時(例えば、お客様の現在地を勘違いしてしまい、ロードサービス到着時間が遅れた)くらいです。

慎重に取り掛かれば、クレームに発展することはありません。

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決して忙しくない上に、ロードサービスを手配すると感謝してくれるお客様が多いので、やりがいを感じられるコールセンターの一種です。

放送直後のみ爆発的に忙しい 通販のコールセンター

  • 1時間の平均入電数…6〜7本(ただしテレビ放送直後は鳴り止まない)
  • 電話1本の平均対応時間…5〜10分前後
  • クレームの多さ…1週間に1回程度

通販コールセンターは、通常時こそ大した忙しさを感じませんが、テレビ放送直後(民法での)は凄まじいです。

放送後1時間近くは、電話が鳴り止みません。

放送直後は、1件1件の電話に対応していたら多くのお客様を待たせてしまうことになります。

そのため、一旦注文商品だけ伺って、後ほど折り返す体制に入ります。

とはいえ、ジャパネットのような大きな通販会社でも、民法でのテレビ放送回数はそう多くありません(1週間に1回程度)。

毎日が忙しいわけではないので、そこまで身構える必要はないです。

電話1本の応対時間は、5分〜10分と短いです。

注文商品を伺って発送先を確認するだけなので、簡単な仕事と言えるでしょう。

クレームも体感的に多いとは感じませんでした。

稀に「注文した商品がいつまで経っても届かない」などの、至極当然な内容のクレームが入るくらいです。

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一番楽なコールセンター 事故受付コールセンター

  • 1時間の平均入電数…3〜4本
  • 電話1本の平均対応時間…15〜20分
  • クレームの多さ…殆どない

事故受付コールセンターとは、保険の加入者が事故を起こした際(当て逃げや物損も含む)に、起こした事故の概要を聴取して、内容を保険会社に提出するコールセンターです。

保険会社は、コールセンターが聴取した事故概要を元に、過失割合などを判断します。

 

事故受付もロードサービス同様に、電話1本の平均対応時間が15分〜20分と長いため、1時間に3〜4本程度の電話しか取りません。

コールセンターの中では、比較的楽な部類に入ります。

 

また、事故受付コールセンター最大の特徴は、クレームが殆どないという点です。

車の保険に関するクレームは、事故受付後につく保険会社担当者とお客様の話し合いの中で発生するケースが殆どだからです。

そのため、お客様は事故受付センターにクレームをつけたところで、どうしようもないことを知っています。

事故受付後は、各お客様に保険会社の担当者がつくので、クレームは担当者に向けられるのです。当然ですよね。事故の担当なんですから。

コールセンターは離職率が高いと言われていますが、事故受付コールセンターはクレームが少ないため、長続きしている人は多いです。

コールセンター最大のストレスであるクレームが少ないのですから、当然と言えるかもしれません。

仕事内容も「事故内容を正確に聴取するだけ」なので、比較的簡単です。

 

そのため、とにかく楽なコールセンターで働きたい!と思っている方は、まず第一に事故受付コールセンターの仕事を探してみるのをおすすめします。

 

事故受付コールセンターの求人案件は少ないですが、アルバイトEXのようにコールセンター求人に特化した求人サイトであれば、検索窓に「コールセンター」と入力して検索するだけで簡単に見つけられます。

アルバイトEXのキーワード検索

コールセンターで働くのが初めてなら、事故受付コールセンターに飛び込んでみるのはおすすめです。

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深夜のコールセンターは、業種関係なく最も楽です。

昼間に比べると圧倒的に電話が少ないからです。

1時間に1本〜2本しか入電がない時なんてザラにあります。

当然、昼間に比べてクレームを入れる人も少ないので、常に平和な空気が流れています。

また、深夜は比較的時給も高いので、メリットは大きいと言えます。

地方都市でも時給1,200円近くのバイトは簡単に見つけられます。

 

深夜のコールセンターは暇な時間が多いので、隣の席の人と世間話するなりして上手く時間を潰すのが、飽きずに仕事を続ける秘訣です。

言い換えると、そうでもしないと時間が経つのが遅く感じるのがデメリットと言えます。

深夜のコールセンター求人についても、アルバイトEXには多々掲載されているので、フリーターなどの時間に縛られない方は、働いてみてはいかがでしょうか。

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忙しくないコールセンターで働くと、コールセンターに対するイメージが変わる

太陽の光

みなさんは、コールセンターに対してどのようなイメージを持っていますか。

恐らく「離職率が高い」「クレームが多い」などの印象が先行して、ネガティブなイメージを持っているのではないでしょうか。

しかし、上で紹介したような忙しくないコールセンターで働いてみると、こうしたネガティブなイメージは払拭されます。

実際に私自身がそうでした。

しかも自分がそれなりに満足できる給料を貰えると、仕事に対するストレスを抱え込まなくてすむどころか、やりがいや意欲を感じることもできます。

是非、せっかく新しく仕事を始めるのであれば、ポジティブな気持ちでいられるよう、「忙しいか忙しくないか」を重視して仕事を探してみてはいかがでしょうか。

やりがいや意欲を感じることができれば、社内でのステップアップに繋がることもあるので、一石二鳥と言えるでしょう。

-コールセンター